懐かしい想いに駆られながらの鑑賞。
丁度12年前に岡崎京子の原作漫画を愛読していた女子友達から「この漫画に出てくる山田くんというキャラと容姿がElijahに似てる」とコミック本をプレゼントされたことがきっかけでこの作品と出逢う。
1990年代の作品だけれど、“今”見てもこの生々しさは通じるものがある。
当時、大いに共感し鮮烈に思えた台詞が劇中でも使われていたことが嬉しい。
「山田くんはスル方なの？される方なの？男の人ってどっちがどっちってどうやって決めるの？入れる時って痛くないの？本のあるみたくやっぱローションとか使うの？」
「若草さんはクリトリスなめられるのと指つっこまれるのどっちが好き？」
「え？」
「フェラチオの後、飲む？出す？──失礼だよ、ゲイだからってすぐセックスの話するの」
「・・・ごめん」
「うん、いいよ」
…時にこういうデリカシーの無い言葉を発する人が居るからね。
