まふ

ネクソスのまふのレビュー・感想・評価

ネクソス(2014年製作の映画)
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自主制作かと思ったレベルの映像。コンセプト自体は嫌いじゃないけど、音楽の使い方、場面の切り替え、セットに使われる大道具小道具、カメラワーク、主演の演技等々、概ねどれもダサい。

気持ち悪さの演出も「ほーら、気持ち悪いでしょう」という制作側のご満悦ぶりが溢れている一方で、低予算っぷりが透けて見えてつらい。

まがりなりにも2014年に公開されたSFということで、ちょっとハイテクっぽいシーンもある。が、印象としては証券会社のオフィスかマニアの個人ラボみたいな感じで、「ここまで進んだ未来の技術!」みたいな驚嘆はない。ガタカのほうが作品として古いけど、断然スタイリッシュで斬新だったなあと思いながら眺めてた。

全体が継ぎ接ぎ状態。説明不足と時系列シャッフルと気取った演技で「かっこいいでしょ?」を気取っているが、メタ的にそれが一番気持ち悪い。

まあ...本作の諸悪の根源は演技指導と演出だろうなあ...。
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