クリムゾンキング

怪物の森のクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

怪物の森(2014年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

疎遠だった母の遺品整理に貸し倉庫に出向いたら中には一族が所有する森とそこにいるらしいなんかおっかない奴のことがいっぱい書かれた書類やらテープやらが出てきたチョー怖え!

全体的に作りは安っぽく、怪物のご登場も終盤にちょっと、しかも散々引っ張った割には対して強くない。
ビジュアルも、んー。

だけど、予算がない中、過去の出来事の回想シーンでは
30年代、60年代→往年のクラシックホラーのような演出
70年代→ニューシネマっぽい画質と特殊メイクが段々派手になっていく様
80年代→キャンプホラーのような状況+一瞬だけど生首アタックとかはらわたベロベロ〜ンが出てきてスプラッター最盛期のような演出
90年代末→ブレアウィッチに始まるPOV形式
と、その時代の特色にあった演出がなされてるので、なかなか芸が細かいなと思ったり。

ゴア描写に関しても、一瞬だけど上記のようにはらわたベロベローンが出てきたり、ラスト近くに顔面串刺し!だとか顔面吹き飛ばし!なども出てくる。まああんまり予算がないせいかそこをデデーンと映すわけではないので、ゴア描写メインで楽しむと確かに肩透かし、全体的にそれほど怖くない、というのはあるのだけど、前述の回想シーンのホラー映画年鑑のような演出など含めて考えればそれなりに面白かったな、という作品。

多分もっと潤沢な予算とかがあれば「キャビン」や「スクリーム」みたいなメタ映画としてももっと面白くなったんでない?と思った、なんか勿体無い作品だった。

総じて嫌いじゃない笑笑