しゅん

蜂の巣の子供たちのしゅんのレビュー・感想・評価

蜂の巣の子供たち(1948年製作の映画)
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物語展開と音楽使いにお涙頂戴が強くてちょっと引いて観ていたけれど、実際の戦争孤児と関わる制作体制を換算すると致し方ない部分もあるのだろか。まぁこうしたぼんやりした違和感は次観たときに全く印象変わったりするのが常ですが。

駅のホームで子供が向かい合って会話する場面を、切り返しの編集ではなくカメラを後ろに下げたカットでつなげる。単純だけどあまり観たことのない編集で、強いものが残った。殴り合いの場面の、岩波大介の反撃を移さない上からの固定カメラは気持ちいいし、お姉ちゃんと別れるところの隠れ方と階段の鋭角な写し方もよかった記憶ある。
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