湿疹

七月の雨/夕立ちの湿疹のレビュー・感想・評価

七月の雨/夕立ち(1967年製作の映画)
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これЯ шагаю по Москвеよりさらによくない? 街映画
手持ちカメラが横移動で当時のモスクワの街をどんどん拡張していくんだけども、ここで暮らしてたら人混みの中をのろのろ徘徊もすれば急いで交通機関に乗ったりもするよねという速度の緩急のおかげで、都市の景観がものすごく有機的に出現している 冒頭の流麗なカメラワークはтрамвайの車窓あたりからの視点かな モスクワだから歩いててても地下道に突き当たるし、言いたいことがあってバスを見送ってもすぐ次のが来ちゃうから、そのたびに人間関係もつっかえる感じ
朝急いで歩く主人公が通りの反対側のカメラに気づいて二度振り返るところとか、思わずときめいてしまったよ あくまでカメラは特定の視線であって、主人公の眼差しとはまったく同化せず、だからといってそれを意識しないで済むような透明性にも徹さず、『私は二十歳』でも思ったけど、フツィエフのカメラは同じ空間で一緒に暮らすようなカメラだな さしずめ控えめな隣人といったところか 私もこのパーティーとかシャシリクBBQとか参加したいよ
せわしない都市の時間が休止する真夏の通り雨の日に、知らない人たちと雨宿りをしていたら、男の人がコートを貸してくれる。お礼のために電話番号を教えて、それから何度か電話してお互いのことを話すけど、遠いし忙しくてついに巡り合わない。「彼は本当は声だけの存在なんじゃない?」
Города(街の名前限定のしりとり)を実際にやっている人たちを初めて見た 
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