マルレン・フツィエフ監督の「私は20歳」(1965公開)の次作。ロシア・ニューウエーブ時代(雪解け時代)の終わりを予感させる女性実存映画。原題「Июльский дождь(7月の雨)」。
196…
シネスコであることを見せつけてくるようなちょっとうるさい画面が多いが、冒頭部でエヴゲニヤ・ウラロワが猫のように丸くなってベッドの上でタイプライターを叩いてるのを観て、この映画は大丈夫だろうと思った。…
>>続きを読む終盤の海を捉える際の構図よ、唐突な海のカットで突き刺す。
もろヌーヴェルヴァーグな前半を経て、ピクニックシーケンスから東欧映画らしさを感じさせるが、終盤はまたヌーヴェルヴァーグへと回帰していく。新…
凄すぎる。
構図の美的センスと音の編集センスが極まりすぎていた。
モスクワの街中で抱擁する2人を2つの決めアングルがある長回し1cutで撮ったショットは痺れた。
レナが結婚しない旨を伝えるシーン…
これЯ шагаю по Москвеよりさらによくない? 街映画
手持ちカメラが横移動で当時のモスクワの街をどんどん拡張していくんだけども、ここで暮らしてたら人混みの中をのろのろ徘徊もすれば急いで…
初マルレン・フツイエフ(名前は声に出して覚えていくスタイル)!
冒頭のラジオ、音楽と街の横移動撮影にグッと心をつかまれた。うわぁ〜60年代っぽい〜!ってアガる。ゴダールとかアントニオーニとかフェリー…
アントニオーニのような愛が冷める話をヌーベルバーグのようなタッチで撮ったロシア映画。傑作。冒頭のモスクワの雑踏を車中から移動撮影し、主人公のレーナに標準が合うシーンが素晴らしい。音楽も、ラジオ…
>>続きを読む私は二十歳よりもインパクトは薄かったが、流れるようなカメラワークや他愛ない描写の良さとかイオセリアーニと黒澤を混ぜたようで良かった。
特に良かったのがキャンプのシーンだが、送られなかった手紙といい…
[モスクワを歩く横移動の魔法] 100点
人生ベスト。フツイエフといえば半年くらい前にMUBIで「私は20歳」を上映してたが、2時間半とか私のような老人には厳しいので途中で諦めたという過去がある。…