きよみず

嘘を愛する女のきよみずのレビュー・感想・評価

嘘を愛する女(2018年製作の映画)
1.5
#2018-8
東宝映画なのに松竹映画を見ているようだった。そういえば東宝の新年一発目って地味なヒューマンドラマだったけな。無駄に豪華なカメオ的な脇役はさすが東宝といった感じ。

dtvのCMで共演していた2人のその後のエピソードを見ているようでなんだか懐かしくもあり。

タクシー、交通標識、マジンガーZ、灯台といった思わせぶりなディティール、
彼女の人間性(謝れない自己中な性格etc)、2人の過去(靴をはじめとした時系列のリンク)、これらがもっと深く絡み合ってたらまた一味違ったのかもしれない。

物語がだんだんタイトルに収束していくのは上手かったし、
ミスリードの予告からのこの本編は面白かったけど、全体的に物足りなさというか惜しさというか。実質主演は吉田鋼太郎でもあったし。
散歩する侵略者の長澤まさみが絶妙だったので、相対的に実際以上にうるさく感じてしまった。

最後、坂元裕二×松たか子ってもうカルテット
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