きえ

アムール、愛の法廷のきえのレビュー・感想・評価

アムール、愛の法廷(2015年製作の映画)
3.4
1つ前に書いた『三度目の殺人』の法廷繋がりと言う事で、箸休め的にこの作品のレビューを入れてみます(^^; 一応今年の公開作で見たものは全てUPが自分への鉄則!

2017年5月13日公開。劇場で見逃した作品だったけど早くもWOWOWに登場し鑑賞。

『三度目の…』では福山さん演じる弁護士がクールな設定だったけど、この作品ではファブリス・ルキーニ演じる裁判官が厳格で冷徹で人間味が薄い設定。ファブリス・ルキーニと言えば『ボヴァリー夫人とパン屋』でその存在を知ったのだけど、何だろうこのエッチ顔のおじさんは‼︎って印象が強く、目の奥が常にエロめいている俳優さんです(勝手な主観)

この作品を一言で言うなら『法廷の場を何だと思ってるの!』って事でして、どんなあり得ない設定であろうとも恋愛映画にしちゃうさすが恋の国フランス🇫🇷

と言う訳で法廷映画なのに描かれるのは恋。しかも熟年の… と言う変てこりんな作品です。いやいやしっかり裁判も進行して行きますよ。でもメインは被告でも証人でもなく女性に恋して人間らしく変わって行く裁判官。

大体、自分が受け持つ裁判の陪審員に知り合いがいる確率ってどの位なんでしょう⁈笑。しかもそれが好意を寄せてた女性である確率ってどの位なんでしょう⁈笑。
この作品不思議なのは、なんやかんやツッコミながらも最後まで見れてしまう変てこりんなとこ。

裁判官とて人の子。愛を知って人に寛容になれる… それは万人共通、普遍的。キャッチコピーは『いつだって、愛は思いがけず訪れる』…フランス映画なら裁判官が被告に一目惚れとかありそうね。『アムール、被告をベッドの刑に処す💞』閉廷カンカン!

箸休め過ぎました…🆖
きえ

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