このレビューはネタバレを含みます
よくぞハッピーエンドに…喝采
光に包まれる森のラストカット最高
タイルに広がる鮮血
解体される四肢
こんなにしっかりと牛の首とぶの
「世界残酷物語」以来なんだがー？
いや、これは処理なのだ…
この施設があるからこそ我々は
命をかけて狩りに出ることもなく
美味しい牛肉をいただくことが……
CDショップの彼女に拍手を
掃除スタッフの彼女に拍手を
精神鑑定の彼女に中指を
ムカつくキャラって重要ですよね
あんな感情的なカウンセラー嫌だね
何が目の保養だ、何が同じ質問だ！
鹿の夢は美しく幻想的
でも現実で結ばれたら
もう見ないんだろうなーと
寂しさ感じつつ上手くいけと願ってた
とても彼女の仕草を丁寧に描く
時に自殺の準備すらも
引き出しあけてナイフを取りださず
肉たたき？ハンマーを選ぶ
ガラスをがちゃん…
CDをかけ
サンダルをぬぐ
実直に切り裂く左手首
ああ、なんてこった神様！
こんな終わりだなんてチクショー
鹿の神様、牛の神様、なんかあの、
クロヒョウのぬいぐるみの神様ー！！
神ではなく何の用もなくかける電話が
命をつなぐ、こともある…
また初期設定いじってない
気の抜けた着信音なんだよな
前半では夢の内容を手紙で
答えあわせして笑うシーンが良かった
緊張と驚きと興奮と喜びが
見事にまざった忙しない笑顔
ラストではお互いに左手が利かず
トマトが飛び散って笑い合う
リラックスしてお互いに信頼してる
そんな雰囲気にこちらも腹の中に
花が咲いたような気分になったわい
