SUNSHOWER

心と体とのSUNSHOWERのレビュー・感想・評価

心と体と(2017年製作の映画)
4.1
すばらしかった。いつも映画を観るときは30分ごとに区切って観るのだけど、毎回10分は過ぎてしまうほどのめり込んで観た。人の描写(鹿も)があまりにも繊細で、役者の印象はもちろん、目の動き、声のトーン、服装や服のシワまで、綿密に作り込まれてた。繊細で美しくもあったけど、冷たさも混在している演出だったので、何か起こるんじゃないかと始終びくびくしながら観てた。「期待するな」と自分に言い聞かせて観てたから、電話であの言葉を聞いたときは超うれしくて涙出た(あんな状況ではあるんだけどw)。

蓋を開けてみたら意外にロマンティックな作品だった。と言うか監督は女性だったのね。酷いものを描かないと「真」を描いたことにならないと考える人は、まず評価を落とすだろうけど、いやはやメルヘンで何が悪い。掃除のおばちゃんの優しさや、トマトの汁が飛んだときの笑顔だって、同じくらい心につき刺さるのだ (●'ᴗ'●)✧
SUNSHOWER

SUNSHOWER