社会から排他的に扱われた彼ら彼女らを毒々しくも幻想的なビジュアルで描く。
幸せにならないといけない。
可愛くないと、綺麗でないといけない。
奇形でいる事は不幸な事なんだ。
世の中、そんな固定観念ばかりで溢れ、人々はその考えで縛り縛られて生きている。
そんな世界に一手投じたのがこの作品。
名作と呼ばれる作品は死ぬ物狂の努力をすればもしかしたら、作れるかもしれない。
でも、良い意味で常識破りな世界観作りって、私はどうしたって思いもつかないんだろうとなぁと痛感した。
ブラックでブルーに思う悲観的なその人生を、あえてパープルやピンクで描く。
その常軌を逸した考え方も、「ほら、こんな色でだって伝わるんだよ」って世界に示してくれてるようで、天才かよって思った。
