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ヒットラー 第2部:独裁者の台頭のmhのレビュー・感想・評価

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二部作の後編は、実刑食らってるところから、ヒトラーがドイツの全権を握るまでで、ホロコーストにはノータッチ。
ナチ党の台頭に欠かせなかった突撃隊を干してエンド。
政治以外ではゲリのくだりや、エルンスト・ハンフシュテングルのくだりが主に語られる。
ヒトラーを極端かつ、悪く描いているのかと思いきや、ググるとこの映画そのままのことが書かれてる。
難しい性格だったということは伝わってくるし、危険であることもしかり。
個人的に惜しかったのは、当時の上流階級や一流の文化人たちをも魅了した人物には見えなかったところ。
すげー演説で見てるこっちも熱くなるみたいのがなくって、短い演説でもみんなが喜んでるからオッケーみたいな描写でうやむやにしてる。
後半になって、ハイドリヒとかレニリーフェンシュタールとか出てきて、負の水滸伝みたいになる展開を期待したけど、それらしきはゲッペルズがだだひとり登場したのみだった。
この映画のあとが、みんなが知ってるヒトラーとなる。
前半よりも急足になった感じもあったんだけど、ほかの映画で語られないこと扱ってるので、やっぱり面白かった。
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