ヒットラー 第2部:独裁者の台頭の作品情報・感想・評価

ヒットラー 第2部:独裁者の台頭2003年製作の映画)

Hitler: The Rise of Evil

製作国:

上映時間:99分

3.5

「ヒットラー 第2部:独裁者の台頭」に投稿された感想・評価

mh

mhの感想・評価

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二部作の後編は、実刑食らってるところから、ヒトラーがドイツの全権を握るまでで、ホロコーストにはノータッチ。
ナチ党の台頭に欠かせなかった突撃隊を干してエンド。
政治以外ではゲリのくだりや、エルンスト・ハンフシュテングルのくだりが主に語られる。
ヒトラーを極端かつ、悪く描いているのかと思いきや、ググるとこの映画そのままのことが書かれてる。
難しい性格だったということは伝わってくるし、危険であることもしかり。
個人的に惜しかったのは、当時の上流階級や一流の文化人たちをも魅了した人物には見えなかったところ。
すげー演説で見てるこっちも熱くなるみたいのがなくって、短い演説でもみんなが喜んでるからオッケーみたいな描写でうやむやにしてる。
後半になって、ハイドリヒとかレニリーフェンシュタールとか出てきて、負の水滸伝みたいになる展開を期待したけど、それらしきはゲッペルズがだだひとり登場したのみだった。
この映画のあとが、みんなが知ってるヒトラーとなる。
前半よりも急足になった感じもあったんだけど、ほかの映画で語られないこと扱ってるので、やっぱり面白かった。
torakoa

torakoaの感想・評価

2.8
前に観たような気がするけど何も思い出せず再度鑑賞。どの場面もあー観たなーと思いながらだった。多分また思い出せなくなると思う。事実をテキトーにちょこちょこつまみながらテキトーになぞりつつ悪役らしく付け加えて何となくまとめたみたいな感じでぼやーっとしてるんだもの。

最初から一貫してどうかしてる人として描いてて、演説は反ユダヤを叫ぶとこばっかりみたいな印象。そこまで執拗に出すなら理由を見せるべきだと思うのだが、ユダヤ人を敵視し出したのは通りすがりの人の愚痴か何かがきっかけみたいになってるし何というか凄い小物感。何故この人が人心を掌握し支持されのし上がっていったのか全くわからないつくり。
この描かれ方だと武力・暴力による脅しと金で我儘通そうとする浅薄な狂人を支持した奴らが馬鹿、当時のドイツ人過半数が馬鹿、て感じになる。
手塚治虫作品とか古い漫画みたいな人物で、実在した人間っぽさが希薄に感じた。まあわかりやすいっちゃわかりやすいんだけど。

主演俳優はやや小柄(173cmらしい)、周囲には高身長の俳優を配してより小柄に見えるようにしている気がする。ピーター・ストーメア189cmリーヴ・シュレイバー191cm(彼が演じた人は2mあったらしいが)、もっとデカい人もいた。演説とか凄く研究して臨んでるのは伝わってきたし狂気の表現もよくできてたと思う。それゆえに浅くて薄い人物像と脚本の印象をより強めてしまってた気もする。彼が悪い訳ではないのだけど。ヒトラーに取って代わられるドレクスラーかな、の人のがスピーチ力があるように感じた。わざとらしくないし。

ヒトラー以外で家族との場面があったりするのはジャーナリストと実業家ハンフシュテングル(演:リーヴ)だけなのだが、実業家夫妻の心の変化が対照的になってるのはいいとして、何でそうなっていったのかわからなくて特に嫁の違和感がすごい。全体的に作り物臭さがありすぎに思う。
ジャーナリスト:フリッツ・ゲルリッヒは違和感少なかったし、少ない場面で効果的に描いてたと思う。

前後編で3時間、この尺でこれかーという感は否めない。2003年の作品だし、ザ悪役(て書くとダイソーの商品みたいだな)にしないと苦情が殺到しそうだし無難なとこなんだろうけど、今更前時代的に単純明快な悪役らしい人物として描いて娯楽として消費するだけみたいになってしまってるのが何だかなー。何故ああいうことになってしまったのか?ヒトラーが狂人だったから。ってそれでいいのか?

多分無意識にでも誰しもが持っている蔑視や優越感、差別的な感情を増幅させればそこまではいかずとも似たようなことは起こり得ると私は思う。ヘイト感情がヒートアップしていき愛国心というのも絡んでる、というのは何年も前からネット上でよく見かける不愉快な現実だからだ。戦争という非日常が始まり、日常になっていった時、外れない箍などないのではないか。


姪のゲリの人どっかで見たなと思ったら『プライドと偏見』の妹だった。エヴァ・ブラウンの人は『ペインテッド・ヴェール』に出てた模様。
1部2部続けて鑑賞。

制作がアメリカなので、全編英語だったが、ロバートカーライルの演じたヒットラーは良かった。

アドルフヒットラーという人間がどう独裁者になっていったのかがよくわかった。

と同時に、アドルフヒットラーが実在したジョーカーだったという事もわかった。
この1部と2部、「ヒトラー最後の12日間」を観れば、ヒトラーがどう台頭してきて自殺に追い込まれたのかがほぼ分かるのでは?
きょん

きょんの感想・評価

5.0
ヒトラーが政党に入り、どのようにドイツのトップに君臨したかが前編に続き描かれています。
全権委任法を成立させ、ニュルンベルク法を成立、「合法的に」ユダヤ人殺戮を諸問題の「解決」として実行していった、恐ろしいスタートまで。

とにかくヒトラーは圧がすごい。
前編ではむやみに殺さなかったんですが、後編では皆簡単に銃を出して殺戮していきます。
同じ人間なのに、こうしたことが起きる。
権力に比例して、人の命が軽くなったような印象。

とにかく演説がうまかったんだろう。人が聞き入ってしまう素晴らしいものだったんだと思います。
最初はこんなやつが、と流されていたものが最終的にこんなに大きくなってしまったことが本当に人間の愚かさを具体的に描いています。
生きていく上では考えない方がいいこともありますが、もうこれは繰り返しちゃいけないことは確か。
大統領になるまで、しか描かれていないのに、めちゃくちゃテンション下がります。破壊力大。

「悪 繁栄の絶対条件は善人の排除にある」

1部2部見てからの最後の映像は重すぎて、見るのしんどすぎた、、
ドイツの歴史のおべんきょう
ヒトラー投獄→政界復帰→首相→第二次世界大戦はじまり まで

感想がひたすらヒトラーへの暴言しかでてこない...
1部から観賞がお勧め

というか、1部で
ヒットラーの話術堪能さに
社会が動き出すところに
関心を持ち2部がきになってしまう

台詞が面白いから
それだけで人が物語が進んでゆく

そして人が狂い始める。

狂った会社の社畜そのもの

ゆえに、
似たような事が今後
起きないとは限らないという事を思い知らさせる。

最後がちょっとものたりなかったけど、彼の最後は不明だものね。