ゆ

サンシャイン・メイカーズ: ドラックカルチャーの立役者たちのゆのレビュー・感想・評価

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これすごい面白かった!構成がエキサイティングだった!

ニックとティムという二人の男が「世界平和」を達成すべく大規模なLSDの製造を行った事件についてのドキュメンタリーなんだけど、いくつかのパートに分かれてて、まずは「ニックとティムによるLSDの製造」という二人にとっては黄金期にあたる期間について語られ、その後はティムやニック、その周辺にいる人たちがこのエピソードの前後に補足を加えていくって展開なの面白い!

具体的には、
・ティムがニックと出会うまでの過去と、チームを組んでからの出来事/ティムの理想の崩壊
・裁判と服役
・ニックとティムの離別
・ニックのその後
・関係者たちの現在
みたいな感じで、ティムとニックが交互に語りを担当していくスタイル
これに警察や国税庁の捜査についての証言も加わっていくという… 面白かったね〜!
おとり捜査とか脱税容疑での逮捕とか正直メチャ面白かったよ劇映画を観ているようで… 『アンタッチャブル』みたい!って思ってたらインタビュアーの人も「アル・カポネも脱税容疑で捕まりましたよね」と言ってた
あと「永遠の愛兄弟団」っていうヒッピーのマフィア組織(?)の存在を知らなかったので名前ヤバと笑ってしまった

ニックとティムは同じ理想を共有していたようで、実はニックは自身が中毒患者でもある高級麻薬密売人、ティムはLSDを手段として捉えてた化学者という印象だったのも興味深かったな〜!
面白半分で観てみたらびっくりするくらい練られてたね
Netflix良作ドキュメンタリー多い!
ゆ