uran

修道士は沈黙するのuranのネタバレレビュー・内容・結末

修道士は沈黙する(2016年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

2018/3/24@ル・シネマ

上質なサスペンスという印象に惹かれて観に行ったが、想像以上に経済要素が多く難解だった…
詩的だったり、実験的だったりで難解な映画はこれまでと観た記憶があるけれど、経済や財政という分野をここまで映画でじっくりと描いた作品は初めてだった。

宣伝文句の自殺か?他殺か?というのも本編の中では最初から自殺として扱われているから犯人探しではなく、彼の死の直前に告解を受けた修道士が世界市場を揺るがす秘密を知っているのではと疑う各国首脳陣と立ち向かう修道士の社会派ドラマ…というのが本筋。でもそれよりサスペンスの方が観たくなるよね。

修道士が絡むサスペンスって、なぜかアガサ・クリスティーの小説の世界を思い浮かべてしまった。映像が美しく、上質なサスペンスという雰囲気だったからかな。
uran

uran