13歳の少年が色々な辛さを乗り越えて育っていくヒューマンドラマ。
あらゆるシーンにリアルが溢れている。
母親の言いつけを素直に聞けなかったり、父の母への暴力に衝撃を受けながら父からの手紙を隠されていたことに感情を露わにしたり、子供たちのサッカーに混じりたそうに佇んだり…。またストリートガールへの真っ直ぐな恋心からくる自尊心とオシャレ心、そしてその現実に対しての拒絶。
圧倒的なシーンはないけど、どれもこれも感情がこもっていて重い。けれども日常の中のありふれたシーンに過ぎない。
ぼんやり観てしまうと大事なことを見落としてしまうかも。睡眠を十分に取ったうえで、じっくり鑑賞してほしい作品。