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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイスのtoumeiのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

モードが愛を描いた人だとも別に思えなかったし、旦那のこともなんだかんだ良い人だわとまでは思わなかったし、個人的には「しあわせの絵の具」っていう素敵な受け取り方はできなかった。
あらすじや邦タイトルは美化しすぎてズレてる感…

障害を持つ人に対する酷い扱いと、障害を持つ人特有の空気読めなさと、両方にストレスを感じて無駄に疲れた。
不器用さは美徳じゃない。

でも、等身大の人の姿が見られた。
人間はダメなところばかりで、でもお互いに許し合って認め合って支え合って生活していくのだ、というのを見せてもらった感じ。
2人とも普通のダメな人で、まともでも良い人でもない。
でもお互いに自分の人生にとっての重要人物だった。
のびてヨレヨレの靴下+穴だらけの古い靴下のペアで、それでも「あなたは真っ白よ」「お前はロイヤルブルーだ」と言えること、そしてお互いを必要とすることが、きっと愛なのですね。
物語のようなドラマチックなものではなく、こういうのが現実的に存在してる愛なのかも。

運良く人気が出たり、そしたら人がウザかったり、生き別れの娘を見つけても会わずに眺めて帰ったり、なんか、人生こんなもんなんだろうなあ…

〜余談〜
サンドラがメッシュ的な部分をカチューシャみたいにして髪をまとめてるのが可愛かった。
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