こばまさ

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイスのこばまさのレビュー・感想・評価

3.8
世界を見隊!のお時間です。
第8回目は、ワタクシ選定作品
アイルランド🇮🇪映画『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』

アイルランドと言いながら、舞台はカナダですみません。
本当は別の作品の予定でしたが、観ようと思ったら配信されてなくて(先月は観れた筈なのに)急遽変更…
一応、フィルマの制作国はアイルランドになってるし、問題なし!
それでは、絵筆を持っていってみよう🖌


-カナダの小さな港町で叔母と暮らすモード・ルイス(サリー・ホーキンス)は、絵を描く事と自由を愛していた。
モードは、魚の行商を営むエベレット(イーサン・ホーク)が家政婦を探していると知り、自立する為に住み込みの家政婦になろうと決意する。
最初は、何も出来ないモードにイライラし突き放すエベレットだったが、次第に心を通わせ、いつしか2人は夫婦となる。
ある日、モードの絵をたまたま目にした1人の女性が彼女の才能を見抜き、絵の創作を依頼する。
いつしかモードの絵は評判を呼び、2人の生活も変化していく-

“これぞまさしく、理想の夫婦像”


カナダで1番有名な画家、モード・ルイスの半生を描いた伝記ドラマ。
普段全く観ないジャンルなのでどうなるか心配でしたが…めちゃくちゃ良かった。
このモードの生き方に、物凄く共感できた。

とにかく、このモード・ルイスを演じたサリー・ホーキンスが素晴らしい!
有名な方なのにまさかの初見ですみません!
もちろん本人を知らないで観たけど、絶対に本人そっくりなんだと想像できた。
ずっと猫背で、ずっと歩きづらそうなその佇まいは、演技とは思えないほど。

そしてモードの夫役、イーサン・ホークもこれまた素晴らしかった!
口下手で不器用なんだけど、優しい一面もあるし、なんだかんだでモードを1番愛している影のある男。
こういうイーサン・ホークは初めて見たけど、本当に見事でした。


伝記ドラマなので、2人の生活を中心に淡々と進んでいくんだけど、この2人が住む家中の壁や家具がどんどんモードの描く絵に染まっていく様に癒されます。
あと、全体的なロケーションが本当に綺麗。
冬はめちゃくちゃ寒そうで心配になるけど、それでも全てが絵になる作品。

最後はやっぱりそうなるよね…って感じだったけど、その時を迎えたエベレットの言動がどれも素敵でグッときた。
ほんと、最後の最後まで最高のパートナーとして支え合った2人でした。

そしてエンドロールは、モードが実際に描いた絵が何作品も流れ、幸せそうに暮らす2人の映像も一瞬映ります。
彩り鮮やかなその絵を観ながら、この映画の余韻に浸りましょう🖼



あちゃちゃん、お疲れ様ー!
急な作品変更で申し訳なかった🙇‍♂️
でも、もしそれがなかったらこの作品には巡り会えてなかったと思う…
だとすると、この史実を知れて良かったのかもね。
次回はフィンランド🇫🇮へGO✈️
こばまさ

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