このレビューはネタバレを含みます
一人同士が二人になって、また一人に戻るだけの物語なんだけど、ボロボロに泣いてしまった。
主演二人の不器用な感情表現に胸が熱くなったり締め付けられたりする。サリー・ホーキンスは言わずもがな、意外とストレートな愛情表現がかわいらしく、娘に向けた複雑な感情の発露が素晴らしかった。
イーサン・ホークは最初手負いの獣のような目をしてるんだけど、だんだん老犬のように穏やかになっていくのが良い。
自分が長くないことを悟ったモードが「犬を飼ったら?」と言うシーンや、ラスト、彼女の絵がたくさん描かれた家で思い出に囲まれて一人佇むエベレットのシーンが切なかった。
レイトショーだったからか本当にボロボロに泣いた。悔しい。