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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイスのktymのレビュー・感想・評価

3.8
ストーリーは決して奇抜なものじゃなくむしろ薄いくらいなのに、
この映画が良作だと思わされたのはきっと、主演2人の怪演だと思う。

そんな怪演目立つ映画の中で、結婚式のシーンはかなり好き。
式後に手押し車?にモードを乗せて草原を駆け抜けるシーンとか幸せ感しか感じなかった。

最後のエンドクレジットのシーンで流れた実際のモードルイスの映像が、さっきまでサリーホーキンスが演じていたモードルイスと本当にそっくりで、仕草とか笑い顔とかが一緒でびっくりした!
サリーホーキンスの演技力の幅の広さを感じれたし、ほんとそっくりに仕上げた美術部隊もなかなかすごいと思った。

気になるところがあるとしたら、
めちゃめちゃ頑固で自分のものを詮索されたりするのが嫌いな亭主なはずのイーサンホークが何故壁に絵を描くことだけは許したのか。
部屋を綺麗にしろ!→絵を描いて綺麗にしている→納得っていう流れにあの人の性格からしたらそんな簡単にならないと思ったけどもw
それにそんな最初は気に入った風には見えなかったし。
実話だからこそこういうのは出てきちゃうんだろうから仕方ないと思うけども!

まあ時には心にも思ってもないことを言っちゃって見てられないくらい酷いシーンもあるけど、
自分が必要とされていると感じる時に見せるサリーホーキンスの笑顔がクセになるくらい好きでした。
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