ラウンダーズという映画について綴る。
本作のタイトルのラウンダーの意味はカードゲームで生計を立てている人物を指している。
本作はポーカーで稼いだ金で生きていく者達の物語。
ギャンブラーなんて現実では対して格好いい存在ではないが本作の登場人物は全員格好いい。
それはなんでかと考えてみると現実に居るギャンブラーの多くは本作の中で言う観光客の様な人物達だからだろう。
つまりは、どんなことでも一流は最高にクールなのだと思う。
尚、本作の主人公はポーカーをギャンブルでは無いと主張していた。
理由は運否天賦ならば毎年ポーカーの世界大会の優勝を決めるゲームで同じ様な顔ぶれが並ぶのはおかしいからだ。
たしかに、もっともだ。
とはいえ、どうしたって金を賭けた時点でギャンブルとしての側面はある。
負けたあとに、もう俺はやらないと言っていたのに結局またポーカーをしてしまうシーンが本作にはある。
このシーンなんて一流から五流まで世界中のギャンブラーが共感するだろう。
あまり良くないのだが、僕自身も時々スロットを打つことがあるのでこのシーンは共感した。
そして本作に登場するギャンブラー達があまりに格好良くて観終わった直後、本作に憧れた僕はギャンブラーを気取ってスロットを打ちに行った。
五千円負けた。
最悪。
けどこの映画は最高です。
とはいえ僕も皆様もギャンブルはほどほどに。