がんびーの

あさがくるまえにのがんびーののレビュー・感想・評価

あさがくるまえに(2016年製作の映画)
3.8
Amazonプライムの掘り出し物。

死と生を美しい映像と静かな音楽で描いた良作。
グザビエ・ドラン監督作品によく出てる二人が出演してたのでテンション上がった。フランスではかなり人気の女優なのかな。

インディペンデント映画らしい斬新な映像は見るものを飽きさせない。荒削りな感じは若干するし、このシーン必要なのかなと思うところは幾つかあったものの、全体的なまとまりは良く、登場人物の心情も言葉なしに描き切れていた。説明しすぎない分、鑑賞者の想像の幅は広がる。見せる所と見せない所にこだわりを感じた。重いテーマではあったが、観賞後は前向きな気持ちになれる。無駄な死などないのだと。

心臓移植をめぐって繰り広げられる喪失と再生の物語を、「預言者」のタハール・ラヒム、「毛皮のヴィーナス」のエマニュエル・セニエ、「Mommy マミー」のアンヌ・ドルバル共演で描いたフランス製ヒューマンドラマ。「聖少女アンナ」「スザンヌ」で注目された新鋭女性監督カテル・キレベレが、メイリス・ド・ケランガルのベストセラー小説をもとに映画化し、命のやりとりに直面した人々の葛藤を静謐なタッチで描き出す。夜明け前、青年シモンは恋人が眠るベッドをそっと抜け出し、友人たちと一緒にサーフィンに出かける。しかしその帰り道に自動車事故に巻き込まれ、病院で脳死と判定されてしまう。報せを受けて病院に駆けつけたシモンの両親は現実を受け入れられないまま、医者から臓器移植コーディネーターのトマを紹介される。一方、パリで暮らす音楽家の女性クレアは重い心臓疾患で臓器提供を待っていたが、若くない自分が他人の命と引き換えに延命することに疑問を感じていた。

ぜひぜひ
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