あさがくるまえにの作品情報・感想・評価

あさがくるまえに2016年製作の映画)

Réparer les vivants

上映日:2017年09月16日

製作国:

上映時間:104分

あらすじ

夜明け前、彼女がまだまどろみの中にいるベッドをそっと抜け出し、友人たちとサーフィンに出かけたシモン。しかし彼が再び彼女の元に戻ることはなかった。帰路、彼は交通事故に巻きこまれ、脳死と判定される。報せを受けた彼の両親は、その現実を受け止められないでいた。医師はシモンが蘇生する可能性は低く、両親に移植を待つ患者のために臓器の提供を求めるのだが。その時間の猶予は限られている‥。

「あさがくるまえに」に投稿された感想・評価

自分や家族などが健康に暮らしていれば考える機会がない脳死のいうテーマ。
自分は死んでいるのに、あんな風に自分と自分の臓器を尊重してもらえるのは人として嬉しい。
彼女がセレクトした音楽を聴かせているシーンはジーンときた
みやこ

みやこの感想・評価

4.2
リアルであり幻想的、
絶望的であり希望にあふれている。
そんな映画だった。
様々な感情が混じり合って、見たあとの感想は一言では言い表すことができない…
全体的に場面展開は淡々としているが、その中で細かな表情や目線、仕草を通して登場人物の感情を丁寧に丁寧に描き出している。
臓器移植の当事者や家族たちだけでなく、その心臓に関わっていく人たちの視点も交えて物語が進んでいくことで、主観的、客観的になりすぎないのが良かった。
冒頭といい海のシーンといいラストといい、この監督の映像センスがすごく好き。
suzuai

suzuaiの感想・評価

-
テーマは重いですが、静かに淡々と描かれており、荘厳。生命を想起させる海の描写がとにかく美しかった。
みや

みやの感想・評価

3.8
淡々と臓器移植に携わる人達。
生きる事も死ぬ事も尊重されていると感じるお話。

感傷的にさせようとしない所がリアルに思えて考えさせられる。
移植シーンも割とリアル。

波が変化してゆくシーンが印象的。
ごてふ

ごてふの感想・評価

4.1
ヒューマントラストシネマ渋谷にて。都下単館、先週末から公開のフランス映画には若年単身女性中心に観客30名弱と閑散。メインストーリーは心臓移植。主人公はドナーの青年とレシピエントの中年婦人であるが、ふたりに関わる人々の群像劇でもあり、更にはハードな医療モノにもなっている。開巻から絶妙なカメラワークと最小のセリフで平凡な人々の非凡な体験を描いてゆく。生死を俯瞰するとともに純愛や親子愛、同性愛や近親愛をも随所にサラリと織り込んで全く無駄がない。短い出番の脇役陣も含めて役者は皆々好演。シナリオも書いた女流監督はまだ弱冠37歳。本作公開は本邦初とのこと。人間洞察と映像(色彩)感覚が素晴らしい。恐るべき才能の出現だと思ふ。
ラストショットの異様な輝きがこわくてよい。ル・アーブル行きたくなる
Nodoka

Nodokaの感想・評価

4.4
脳死がテーマの本作
私は個人的にとても好きです
じんわりと涙がこぼれました

臓器を提供する側
臓器を提供される側
臓器を見届ける側
色んな視点からの構成で描かれています

臓器提供する側、される側の話なら見たことがあるけど
それに加え、コーディネートする人からの視点から見る映画って初めてじゃないでしょうか
一人一人の視点が細かく描かれていて映画に集中しやすかった

臓器移植について考えさせられました
ぽんた

ぽんたの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

音楽、波、心臓、それを失う少年に丁寧に語りかける医師、窓に腰をかけた少年が彼女へ向けて微笑んだ顔、最後の後ろ姿を想う彼女、女性が目を覚ました時の表情……沢山印象に残るものがある映画だった。

普段生活していて臓器移植の事は考えない。知識もない。同じ世界の話だという事の実感もない。でも、今回この映画を見て同じ世界の話だと感じる事が出来たように思う。

命を失うのはもちろん嫌だけど、自分以外の別の人の心臓を受け入れるのはどんな気持ちなんだろう。臓器移植の色々な問題や難しさを知った気がする。
Wonkavator

Wonkavatorの感想・評価

3.8
本編は良いのだが、
何故あんな余計なイメージソングとか上映前に流すわけ?!
配給会社の担当者、マジで神経疑う。
本編の映像を7分も使って、全く作品とは関係ない曲流して...

劇中に使用されている音楽はオープニングの物も途中のピアニストの曲も尖った感じで良かったのに、秦ナンチャラと言うヤツは何の権利があって映画を汚す?!?!

イメージソングどころかダメージソング



淡々と観せる演出は効果あるけれど、編集もう少し頑張れば更に深み出たと思います。
湯の華

湯の華の感想・評価

3.8
誰かを特別クローズアップするのではなく、それぞれ描かれていた。
だからか、感情的になって流さることなく、少年の死から、臓器がレシピエントと共に生き始める過程が客観的に受け止められた。

好きなシーン。
・少年が水中から見上げるシーン
水の動きが美しい。
・少年が坂道を自転車で爆走するシーン
可愛らしい恋のエピソード。
・ラストシーン
ライティングと女優さんの表情に未来と希望を感じる
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