“幽霊じゃなくて
宇宙飛行士になりたい”
冒頭の実話に基づく物語
ってところから重みを感じ。
まさか、本当にあった
養護施設での虐待事件を
扱った作品だとは。
見るに耐えない、
心が痛むようなシーンばかり。
でもどうしてもね、
実話を基にって聞くと
知らなきゃ行けない気がして
消せないんです。
(これがフィクションだったら
なんだこの監督趣味悪りぃ、
くらいにひどい。)
施設の大人たちひとりひとり
ぶん殴ってやりたい。
子役が下手くそだったら、
まだ見ている辛さも少なかった、
というくらい子役の演技が上手い。
泣いてると時に鼻が膨らむ
なんてもう演技じゃないよ！脱帽。
エルマーは若かりし頃の
ニコラスホルト感がすごい。
嫌な院長役のマッツミケルセンの
お兄様、ラースさんの演技も
本当に嫌な感じで、マッツさんと
顔が似ているので、マッツさんまで
嫌いになってしまいそう。
という感じに、俳優陣の
リアリティ溢れる演技が
さらに話に重みをつけていました。
被害者の方は、鬱や不安症
といった後遺症がひどいらしい。
そんな彼らに、
“きっといい日が待っている”
って言っているような作品でした。
