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シェイプ・オブ・ウォーターのtomoのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

Twitterで目にした映画紹介4コマが何となく印象に残り機内で鑑賞。
異種族との交流というテーマ自体はさほど目新しいものではなく、登場人物の設定・性格なども割合ありきたりなのだが、異種間の交歓に関する描写に監督の物凄い拘りを感じる。小綺麗なお伽噺にせず、魚人はそこそこグロテスクでヒロインもいかにもな美人・主人公気質ではなく、性描写も生々しい。
心が通じていれば見た目なんて関係ない!と嘯く作品の殆どが実際にはそれなりの美男美女に演じられていたり最後に変身するなどして差異をなくしてしまう(要は「ただしイケメンに限る」系)のに対して、本作には気合を感じた。
結末は人によって解釈が分かれそうだが、個人的にはここまで貫いたのならヒロインもあるがままの姿から変わることはない(エラができたように見える終盤の描写は幻覚の類で実際はもう、、、)方が好みかな、と思った。
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