このレビューはネタバレを含みます
すごくよかった。
なんと言ってもサリー・ホーキンスが素敵。もちろんオクタヴィア・スペンサーも。「彼」とセックスしたことにゼルダが良かったねという反応をしていたのが意外だけど嬉しかった。ゼルダとエライザの友情を最後まで貫いたのはこの作品のいいところと思う。
ストリックランドがエライザにセクハラをするシーンは彼の「黙らせたい」「この場を占有したい」という欲求を象徴しているシーンだけども、エライザのおそれや嫌悪は同時に観客にも向けられているような気がする。最初の自慰シーンを「みられるもの」=オブジェクトとしての女性の性ではなく、性欲や自律性を表すものとして読ませるようにも働いている気がする……うまく言えないけど……