人は孤独があるから人と繋がれるのだろう
何かを持っていない、ということは、その分他の感覚が鋭かったり、別のものを持っていたりするのだろうか
イライザはもともと、持っている人だったのかもしれない
浴室内での水中シーンは非日常的な演出に感じられたが、ラストの水中シーンは幻想的で御伽話的な世界の締めくくりとなり、とても良かった
キズはエラだったのか?
だから話せず、人間界では息苦しい人生だったのか?
水中で、ようやくうまく息が吸えるようになったのか?
イライザのいた施設とはなんだったのか?
考察のする価値もありそうだが、御伽話の裏側や現実性を考えるのは大変野暮なのでやめておこう
支配的男性の平凡さ故の孤独さ、はステレオタイプな描かれ方だったが、失敗が許されないという環境とプライドから狂気じみて来るあたりが良かった
人間臭いところがまた良し
こういう映像美術強めの映画では、ちゃんとストーリーと世界観ができてる方なのでは?それなりに入り込んで見られる作品