映画愛とクリーチャー愛に満ちた、大人のおとぎ話でラブファンタジー。
映画の中の映画館描写やTVの映像、そして音楽にグッときました。アカデミー賞最多ノミネート（でしたっけ？）納得です。
グリーンを基調とした映像も美しい。
姫が囚われの王子を救う話かと思いきや、互いが互いを救うストーリーだった。
イライザの声と感情を表すのは基本的に手話と表情のみ、その中で一箇所だけ描かれる心の声とあの演出は泣ける。
あと、ラストのナレーションで涙腺崩壊。
2人を包み込む水に、見えない想いだったり、伝えられない（声にならない）言葉だったり、存在するかもわからない愛だったりを重ねているのかな。素敵なタイトル。
そしてR指定は性描写やボカシ云々より、暴力、グロ描写の方なのでは…と思いました…（痛いのキライ）
スリル満点だからアクション、サスペンス好きの人もぜひ観てほしいです！
（追記）
人間が人間であることに優越感を抱いて自らの過ちには気付かず、怪物になってしまったことに気づいたときには取り返しがつかないという…
悪役めっちゃ怖かったけれど、そういう意味では彼も悲しい。
