Sayaka

シェイプ・オブ・ウォーターのSayakaのネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

独特な世界観、色彩と音楽がワクワクした。
声が出ない人、同性が好きな人、有色人種、敵国のスパイという差別されてきたり生きにくかった人たちがいて、ひどい扱いを受ける「彼」がいて、どこからが「人間」なんだろう?って話。
「彼」に対する言葉は彼女が幼少期に浴びせられた言葉かもしれない。
アメリカ資本主義的な彼が求められる「まともさ」っていうのも差別のもととなる「人間らしさ」と共通する曖昧な定義って感じがした。
声を失ったときの傷がエラとなって新しく生きるのは最高!彼女はもとから彼と同じところから来て、帰るだけ、みたいなWake me up的な感じ。
Shape of Waterって題名も、まさに。2人の出会いのアイテムの卵を茹でるお湯とか、2人がつながるお風呂とか、別れが近づく意味の雨粒とか。
恋愛も素敵なんだけど、同僚や隣人との友情がとっても良い映画でした!
Sayaka

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