このレビューはネタバレを含みます
美しくて、儚い異端児的なファンタジーラブSFドラマ。
動くカメラと、漂うジャジーなBGM。
予告を、見た時
サリーホーキンス?!
美人じゃないなぁ、、、と思っていた
むしろ不気味な表情。
大丈夫かなと、、、
しかし、映画が始まった数分で可愛らしく見える彼女。なんだこのマジック。
所作、全てにヒロインであった。
半魚人の彼は、ヘルボーイのエイブのような造形で、まさかイライザはエイブのお母さん?なんてことも考えたぼく。
レーティング下げるためにセックスシーンであんなカッコ悪いモザイクは急に萎えた。
トロ監督に失礼な気がする。
なによりもジャイルズが効いてる。
ちらっと映る冷蔵庫内のクソまずいパイたち。
いいシーンだった。
そして、なぜかほっこりする。
イライザとの言い合いのシーン。
胸に刺さるものがあった。
そして悪役のゾッド将軍ならぬ、マイケルシャノン。
彼はもう見ているだけでイラつくくらいの悪役を見事に演じ切っていた。
うますぎる。笑
実は僕勝手に、最終的にマイケルシャノンの指を治してくれて、いい奴になって、助けてくれるみたいなオチを予想していました。
1ミリもなかったな!あいつ!!笑
水中で迎えるラストシーン。
そこで現れるTHE SHAPE OF WATERのタイトル。
決まりました。
ありがとうトロ!トロ!!!
これからもエログロを極めて
映画ファンを唸らせて欲しいです。