つ

シェイプ・オブ・ウォーターのつのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

公開当時映画館で観た時は(アカデミー賞発表直後だった)「ほぇ〜ちょっとダークなおとぎ話だったな〜まぁどっちかというと好きかな」くらいの距離感でしか見れなかったけれど、ここ数年で何回かふと観たくなる時があってその度観てる

(これは公開当時もぼんやり思ったけど)主人公の冒頭の身支度・夜の出勤シーンで描かれる弁当の支度や靴磨きやバスタブでの自慰や靴屋さんのウィンドウを眺める行為全部に一人での暮らしの孤独と小さい楽しみが全部含まれていてすごくシンパシーを感じる

そして話の軸が「『時代』や『社会が決めた普通』のせいでマイノリティ・怪物とされてしまっている人々が、『有害な男性性』に囚われているヴィランに小さな力であっても立ち向かう」という人間として一番大事にしたいと思うことをシンプルに分かりやすくを描いている

この2つが理由かな〜と思う

(劇中に出てくるテレビやゼリーのポスターとか、皮肉の要素も今見ると全部ストレートで分かりやすくて良い)

↑のような大事なテーマとデルトロ監督自身の映像・キャラ作り的なフェチがいいバランスで両立&マッチしてるのも好きなポイント

あと今更ながらこの半魚人…セクシーすぎる(めちゃ良い身体してる)
つ