鰹よろし

アメリカン・アサシンの鰹よろしのレビュー・感想・評価

アメリカン・アサシン(2017年製作の映画)
3.3
 ミッチ・ラップはイビサ島で一世一代のプロポーズを成功させた直後幸せ絶頂の最中にテロに遭遇、婚約者を無残にも殺されてしまう。

 彼は怒りのまま復讐に燃えたぎり、CIAでも突き止められなかったテロの首謀者を独自に探し出し接触まで図ってしまうのだった・・・。

 しかし無鉄砲過ぎたが故に監視していたCIAに介入され、憎き敵が呆気なく死亡してしまう。自らの手で仕留められなかったラップは、動かなくなった標的の胸に何度もナイフを突き立てるのだった。

 結果的に復讐を遂げるも一向に晴れない彼は、その腕を買われCIAエージェント(?)の訓練生に。なんやかんや信頼関係で結ばれそうな鬼教官と共にとあるテロ事件の捜査に当たるのだが、暗躍するゴーストなる存在に行き当たり...

 果たしてゴーストの正体とは?その目的とは?真の黒幕とは・・・

 大義という後ろ盾を得てテロリストを殲滅しようとする、腕利きではあるものの終始荒ぶっておりコントロールの効かないラップの有様と、彼と相対することとなるゴーストの正体が肝なのだろうか。

 かつて同じ側で戦っていた者、同じ師に教えを乞うた者、自分が今現在歩いている道をかつて歩んだ者、その道の先にある可能性を示す者...

 アメリカが敵対する脅威とはいったいどこの誰なのか? いやどこの誰が生み出した創り出した可能性があるのか?

 師弟対決及び教え子対決が意味するモノはいったい何だろうか・・・


「リクルート」(2003)...「スパイ・レジェンド」(2014)...「リーサル・ソルジャーズ」(2018)...
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