原作の漫画は読んだことがなかったのですが、前編に続きどの登場人物も本当の意味で強い・可愛い・かっこいい。
みんな大好きになりました。
予想外の展開なんて何一つないのに普通に泣き、自分が紅緒ちゃんだったら少尉と編集長どっちを選ぶ？という無理難題について一緒に観た友人と真剣に悩む……と、自分にとってはかなり新鮮な楽しみ方ができました。笑
いつの時代になってもああいった男性像は永遠の憧れなんですよね。
紅緒ちゃんと環ちゃんの友情が感じられるやりとりも心に響きました。
飲酒や震災など最近ではボカされがちなシーンが、もちろん注釈はあったもののしっかりと描かれていたのも良い点だったと思います。
劇場作品だからということもあるでしょうが、あの時代を駆け抜けた紅緒ちゃんの生き様を描くには不可欠な要素だったんだなと感じました。
また主演の早見さんの、平成生まれとは思えないおきゃんなお芝居もとても魅力的です。
最近のリメイクブームには少し抵抗があったのですが、時代に翻弄されながらも強く生きる人々の姿を爽やかな映像と音楽で蘇らせ、現代の私たちに力を与えてくれる、素敵なリメイク作品だと思います。
