ねぎおSTOPWAR

オー・ルーシー!のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

オー・ルーシー!(2017年製作の映画)
3.5
ふーしーぎー。
このラスト、アメリカはポジティブな受け止め、ハッピーエンドと感じ、日本はネガティブな受け止めも結構一般的だったんですって。国民性ですかね。

平柳敦子監督は役者目指してUSA留学し、30歳過ぎてから大学院で映像を勉強。そして学生作品として今作がカンヌに行ったと。
一か月で100近くのモチーフ作成ゼミみたいなのもあったそうで、それって凄いな!「あなたの身の回りにいる人を書きましょう」だそうです。日本の学校とはちと違う。

むしろ目立たない、埋もれがちな人物を描きたかったそうです。ジョシュ・ハーネットは事務所?が一緒であり、また本人が興味を持ってくれたとのこと。そもそも女性的視点だったものに、ジョシュの意見で男性にも訴える物語の厚みをもたらしたと。


映画としてはとても面白かったのですが、ルーシーは嫌いです。
正しく言うとルーシーのような女性が苦手です。昔痛い目にあった方を思い出してしまい、心の中でわたしは「もうお願い、勘弁してください!やめてくれ!」と逃げ回っていました。大人の純情一直線ってホント恐ろしいです。あー怖い怖い。
当時のわたしや映画のジョンのような八方美人はよくありません。みなさん、きちんとお断りしましょう。

わたしはこのラスト、今度は役所さんが追われるという、つまりポジティブでもネガティブでもないホラー映画のように思いました!