TaTumin

彼女の人生は間違いじゃないのTaTuminのレビュー・感想・評価

3.0
後部座席でやっと一息ついてる彼女の顔がハイライト。

波は一つの恋も攫ったろう。
週末のたびに、彼女はありふれた暴力の危険に身をささげ、窓越しに私たちを見ていた。

奇妙なことに、扉一つ隔てて私たちは私たちのありふれた現実を口にできずにいる。
あの日の痛みはもうほとんど感じられない。あの波は結局のところ扉一つをさえ乗り越えられなかった。
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