Fisherman

日本侠客伝 雷門の決斗のFishermanのレビュー・感想・評価

日本侠客伝 雷門の決斗(1966年製作の映画)
3.7
キャストの小粒感は否めないが逆に言うと健さんと藤純子の黄金カップルで客を呼べる売れっ子になったと言う証。

今回はなんと言っても島田正吾の渋さと演技の上手さ、組を解散してもカタギになり切れない昔気質の漢を演じ、娘の幸せを願う父親役は魅入ってしまった。
「あのおたんこなす、こんなことを言ってやがった。いくら叱られても憎まないで欲しいってね。」
それに藤山寛美の泣き芸もいいし、村田英雄の浪曲も、、、

珍しく長門裕之が鶴田浩二ポジションで格が上がったような気がするが、やっぱり若気の至りで突っ走って死ぬ役の方が合ってる。いつもの長門の役が待田京介に、一途な片想いのまま死ぬのは哀しい、
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