こーひー

アナと雪の女王2のこーひーのネタバレレビュー・内容・結末

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

「続編に良作なし」

例外はもちろんありますが、まるでステレオタイプであるかのように私の中にはこの言葉が呪縛のように植え付けられています。

かつて未曾有の社会現象を巻き起こし、世界中で大ヒットとなった『アナと雪の女王』
その続編が作られると知ったとき、期待は言うまでもありませんが、不思議なことに失望もしませんでした。特に何も思わないまま、公開当時、私はこの作品をガン無視しました。
そして時は流れ2023年。
ついに観ました。
それは観たいからでも批判するためでもなく、ディズニー100周年記念作『ウィッシュ』への準備期間だからです。

映像技術はさすがとしか言いようがない。「イントゥ・ジ・アンノウン」のときの、まるでイルミネーションのような映像美に魅了されました。前作よりも綺麗だと思います。
そしてストーリーに関して。
前作と肩を並べるレベルに仕上がっていたと感じます。今回はミニ群像劇のような感じがしました。ただ、クリストフのプロポーズ作戦がチラついてあまり物語の主軸であるエルサの力の秘密に集中できなかった。物語全体を通してクリストフが浮いた存在になっていたのが残念。
あとこれはもう完全に私の自己満の話なんですけどアレンデールは破壊されてほしかった。というのもマイティ・ソー: バトルr…ラグナロクのように「アレンデールは国ではない。民だ」精神が観たかったなぁと…いやこれは自己満だから適当に聞き流してください笑

残念だった点はそれくらい。
エルサの恐怖心への向き合い方やアナの家族を想う気持ちの描き方が良かったと思います。
かつて己の存在を恐れたエルサの成長を親になった気持ちで観れました。
ディズニーは3作目を作るらしいですが、あまり期待はしないで待ちます。エルサ同様、続編や実写化への恐怖心との向き合い方を我々は求められているのかもしれないですね…笑

追伸
クリス・バックさん、ウィッシュ楽しみにしてます。
こーひー

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