ベンジャミンサムナー

アナと雪の女王2のベンジャミンサムナーのレビュー・感想・評価

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)
2.5
なんか設定がゴチャついてて飲み込み切れてないのは自分だけ?

エルサの能力って″コンプレックス″のメタファーであり、前作では「コンプレックスを抱えた″ありのまま″の自分を肯定する」話だったので、エルサに力が与えられた理由を探る事にあまり意味はない。
謎が明かされても「へーそうなんだ」と思うだけで特に観客が感情を揺さぶられることはない。

あとクリストフがアナにプロポーズする下りはいらない。
前作では「真実の愛」もテーマだから恋愛も必然的な要素だったが、今作のクリストフが歌う場面は無駄な上に冗長で演出も安いミュージックビデオみたい。
今作の冒頭で既に結婚してたとしても物語に差し障りない。

新キャラのサラマンダーも『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』のポーグと同じで、ただカワイイだけで特に物語上必要ないキャラ。

楽曲も前作ほどキャッチーさはないし、武内くんのオラフが聞けた以外に続編を作った意義が感じられない。