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ライオン・キングのIdeonのレビュー・感想・評価

ライオン・キング(2019年製作の映画)
4.0
ライオンの子シンバは、プライドランドの王子として生まれ、王位を継ぐはずであったが、叔父のスカーに欺かれ、父ムサファは死に、王国から追放された。失意のシンバはイボイノシシのプンファらに助けられ成長するが、スカーの支配下の王国は荒れ果ててしまう。ナラに促され、再び王国に戻るシンバだったが…というお話。
サバンナの実景、本物の動物たちに見紛わんばかりの見事なCGで織りなすミュージカル作品。
実景はほんの少ししか使われていないのに、実写版という不思議。アラジンや美女と野獣は役者のライブアクションとCGと組み合わせれば、アニメを超えるリアリティを得られるが、この作品は本物そっくりの動物たちに、アニメ同様のダンスを踊らせるわけにはいかない。絵面がリアルなだけに、バランスを考えないとたちまち嘘っぽくなってしまう。スタッフはかなり苦労したのではないだろうか。結果、満点に近い出来となっている。尺を伸ばすために新曲が数曲加えられているが、オリジナルの楽曲が良すぎて、印象に残らないのが欠点か。
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