やまだ

ライオン・キングのやまだのレビュー・感想・評価

ライオン・キング(2019年製作の映画)
3.0
ディズニーらしい、生命の営みの舞台たる自然界への愛と観察眼が感じられる作品。

シンバの毛が川を流れ空を舞いキリンの胃を通り砂漠を転がされ虫に運ばれ…幾多の過程を経て故郷に辿り着くシーンは、この映画一番の醍醐味と言っていいほど壮大で自然の無為への愛に満ちた素敵なシーンだと思う。
そして祈祷師のようなヒヒ・ラフィキや我々人間が、その自然の無為のなかに、王の血統たるシンバの運命を見出すところも面白い。

曇り空に父と対面する王道シーンも渋くて良かった。
(フルCGのミュージカルシーン、ちょっとシュールだけどわたしは好きでした。)
やまだ

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