カワウソのアイサツ

ライオン・キングのカワウソのアイサツのレビュー・感想・評価

ライオン・キング(2019年製作の映画)
3.0
まさかマンドリルのお爺さんに泣かされるとは!

ストーリーはわかりきってる、映像は素晴らしい。名曲もある。
けど、あまり食指が動かなかったんだけど、やっぱり観た次第。

主人公シンバのお父さんライオンは、もう少し息子を厳しく躾けた方が良かった。
だって、未来の王様なんですから。
もうねおぼっちゃま君のお父ちゃまかと……。
それが導火線となり、悲劇の火蓋が切って落とされた訳です。

リアルさを追求し過ぎて、可愛くないライオンをはじめとした動物達が印象的でした。

1番オススメなシーンは、『ライオンは寝ている』を皆で能天気に歌いながら歩くシーン。
あのリズム感はホント観てて楽しい。

終始堅苦しく普通に物語は進んでいくのですが、もうちょっと面白く作れないのかと大人の私でも思いましたよ。

お約束なマンドリルお爺さんの存在に救われる。
目の演技や表情など丁寧に描かれていてエコヒイキが過ぎる。
そんなんじゃダメだ!
ライオンが1番魅力的に描かれてないって、どういうこと?
監督は誰だよ?
映像と音楽は良かったのに!!

えっ?監督この人?
音楽は……納得のハンス・ジマー。

結局、予想通り凄いけど地味過ぎて退屈する映画でした。