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ボヘミアン・ラプソディのclementineのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
3.7
フレディの伝記映画。
ラミ・マレック演じるフレディは,若年の頃はさほど似ていなかったが,後年の姿は本物がオーバーラップしてくるような瞬間もあった。

知らない人は入りやすく,ファンの人も肩の力を抜いて見ることのできるエンターテイメントだと思うが,後年見返すような魔法はかかっていないと感じた。劇中で「Queenはオリジナルだ。」という意の発言がメンバーからあるが,ミュージック映画としてはオリジナルな内容でないと感じたからだ。約20年間を2時間に縮めつつ,焦点を見極めながら取捨選択する行為は本当に骨の折れることなのだと思う。

フレディは出自の影響もあるのかもしれないが作曲でも作詞でも魅せ方でも割と一般的に受けることを意識していたように思う。それを考えるとこの映画の仕上がりもその意識とかけ離れてはいない。

ブライアン・メイ役のグウィリム・リーが素晴らしかった。確たる自信はないがブライアン・メイ然としていた。
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