うさぎのみみ

ボヘミアン・ラプソディのうさぎのみみのネタバレレビュー・内容・結末

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

本当にすごい。全てがすごい。彼の人生から映画の再現度全てがすごい。
彼はあそこに立つために生まれてきた。フレディみたいな人間はこの先出てくるのかな。
彼は完璧じゃない。むしろ良くないとこだらけ。やっぱ、天才とか才能がある人はおかしい人多い。
音楽に妥協しない。プライドがある。なんと言っても他にない圧倒的な歌。でも、私生活は乱れてて恋愛も上手くいかない。薬にも手を出す。すぐクビにする。すぐ怒る。すぐ喧嘩する。彼は弱い。
人間としては良いとは言えないけど、1人のシンガーとしては彼の代わりはいない唯一無二の人間。
メアリーはいい人すぎた。ゲイって知った時どんな気持ちになっただろう。彼がエイズエイドで輝いてるのを見て何を思っただろう。助言してくれてよかった。彼女がきっかけで彼は地に落ちたりもしたけど、メアリーが隣にいてくれてよかった。
エイズエイドの舞台は泣ける。あそこの人達は彼がエイズなのを知らない。普段のロックステージ。久々のクイーン。戻ってきた!!って気持ちなんだと思う。
でもクイーンは違ったと思う。こんなに大きな舞台は最後。戻ってきたクイーンにとってはお別れの舞台。つい1週間前に彼の命が長くないのを知ってどう思ったかな。辛すぎる。せっかくまた走りだしたのに。
私があの舞台で泣いたのは、歌の歌詞が彼のその時の言葉に受け取れて辛かった。もう一つは病は日に日に進んで練習でさえ声が辛いのに、20分の舞台を素晴らしい歌声で歌ってたこと。あとは素晴らしすぎるステージ。素晴らしすぎるが故に、そのまま走って消えてしまいそうな気がした。そうなるのだけど…。
これを見た後にYouTubeでエイズエイドの当時の映像を見ると余計にリアルで彼の心の中が知りたくなる。
やっぱり、音楽映画は映画館でみるのが1番。
うさぎのみみ

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