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ボヘミアン・ラプソディのpa4のレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.0
遅まきながらアップ。かなり前にしたためた駄文。

ラミ・マレックはフレディ・マーキュリーにちっとも似ていないが、歌い方や素振りはソックリ。見ているうちに本物感があふれてくる。ずいぶんレッスンを積んだんだろうなあと思わせる。

youtubeで実際のライブエイドの録画と、映画で撮影されたライブエイドのシーンが並んで見られるアップがあるが、テンポや口の動きに寸分の違いもない。配置や動きだけでなく。さすがはアカデミー賞録音賞を取っただけのことはある。ビールジョッキの並び方や残量もきっちりコピーされているように見えた。

フレディのゲイ度が、映画のかなり早い時期(ガールフレンドの前で、自分向けに女性ものの衣装選びをしていた)でほのめかされていた。先週偶然読んだ菅原裕子さんの本「ボラプのなぞを解く」では、フレディがエイズになったのは、事実はライブエイドの「後」だったが、映画の中では「前」と描かれるなど、史実と映画が異なる点がいくつかあるという。

この映画をファンタジーとみるか、史実に基づく伝記と見るか、だろう。私は前者で良い(仕方ない)と思う。史実との違いによって、この映画の価値が大きく減じられることはないと思う。
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