このレビューはネタバレを含みます
感動したー。こんなもん大抵の人が感動するだろう。
クイーンのこともフレディのことも正直よく知らない状態で観に行ったのだが、それでもかなり感動できた。
前半はクイーンが成り上がっていった描写が中心だったけれど、中盤からは一人のカリスマパフォーマーであるフレディが抱える孤独や寂しさを強調して描いていたことが特徴的であった。
その寂しさの表現がすごく良かった。
表現者としての孤独と性的マイノリティとしての寂しさ、そしてエイズ罹患者としての絶望。
フレディがそれらを抱えながらも力強くステージに立つ姿や、ラストの圧巻のライブパフォーマンスは必ずや観る側の心を打つことと思う。
なんだか悲しいような勇気を貰えるようなそんな複雑な感情になった。
ぜひ映画館で観るべき映画だと思う。
