ダミアン

ボヘミアン・ラプソディのダミアンのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.3
やっと観れた10代の頃から大好きなQUEENのフレディ・マーキュリーの伝記。

知った時にはもう亡くなっててリアルタイムで聴いたのは遺作のメイドインヘブンからで、知れば知るほどライブを体験してみたくてもっと早く生まれたかったって思うくらいやったけど、何度も見たライブエイドの映像が完全再現されてて感激した。
臨場感のおかげでライブを体験出来た気分で本当に込み上げてくるもんがあった。

映画の出来としては、撮影終了2週間前に監督が降板とか不安要素もあったり事実と違うとことか脚色も目立つけど、とにかく役者の演技とライブが凄くてそれだけでマイナス要素帳消しですね。
フレディの動きとか繊細なとことか凄かったけど、個人的に思ったのはブライアン・メイ似すぎ!
ギターの握り方、ピックの角度と当て方、弦の押さえ方や運指や足さばきまでそっくり。

あと楽しかったのはやっぱ下積み時代。
バンドあるあるとか、レコーディングで色々試したり重ねまくったりミックスダウンや編集作業楽しいっての思い出したり、個人的に元バンドマン目線で言うとレコーディングや曲作りの描写がもっともっと観たかった。

フレディは歌声や歌唱力は勿論凄くて唯一無二なんやけど、作曲能力の才能も半端なくてあらゆる音楽をミックスしてオリジナリティーのある音楽へ昇華させるのが凄いのよね。
オペラとロックの組み合わせやダンスとロックの組み合わせとかあの時代では斬新過ぎる。
見終わった後、本当に惜しい人を失ったんやなぁって喪失感も感じた。

フレディの孤独感とかまではほとんど知らなかったから、この作品のおかげでQUEENの曲が前よりもっと好きになったよ。

QUEENのライブを体験出来る最後のチャンスやし、これは絶対劇場の大画面大音量で観ないとね!
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