Kei

ボヘミアン・ラプソディのKeiのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
5.0
「世界の中心でアイを叫んだけもの」
ヱヴァンゲリヲンの最終話のタイトルなんだけど、まさにフレディマーキュリーがそれなんだと思った。
「愛」であり「I」(ありのままの自分自身)であり…
獣の咆哮にも似た命を燃やすような叫び。
訴えではなく独白。

Queenって、世代が古すぎて、洋楽にハマった時期に有名曲を少しかじった程度。
断片的な伝説しか知らなかった。

とにかく構成とテンポが良くて、結構長かったはずなんだけど、全然時間を感じなかった!

ゲイで、エイズを発症して亡くなったというのが知られているのだけど、伝記ものでありがちな衰退で終わる悲しい終わり方ではなく、成功で終わる。"ハッピーエンド"という言い方では表現しきれない、素晴らしいアッパーな終わり方。かと思えば、エンディングが晩年の楽曲"Show must go on"
どれだけ観客の心を締め付ければ気がすむんだ。
Kei

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