有名曲ぐらいしか知らないクイーン。評価がとんでもなく良いのに釣られて観てみた。
クイーンの物語というより、これはフレディ・マーキュリーの物語。
下積み時代が丁寧に描かれると思い込んでいたら、特に苦労もなくすぐに成功してトップスターになってしまった。
ボヘミアン・ラプソディを観るにあたって日本との関係をちょろっと調べた後だったので、日本についてはほとんど触れられることなくスルーされてしまってちょっと残念。フレディが着物をガウンとしてずっと使ってくれている描写はあったけどね。
この映画の目玉、ライヴ・エイドのシーンは名曲盛り沢山で確かに気分が高揚した。でもドラマ部分がどうも薄味というか、あっさりし過ぎていて、この映画を観たからといってフレディ・マーキュリーとクイーンを知れた気がしなかった。
アーティストの伝記映画なら『ジャージー・ボーイズ』や『ノーウェアボーイ』の方が面白かったな。
ちなみにクイーンで一番好きな曲はBicycle Raceです。あの強制的に気分を上げさせられる感じが堪らない。