このレビューはネタバレを含みます
フレディ・マーキュリー(ラミ・マレック)の眼の表情や機微が感情と直結している感じがして凄かった。いつも心が揺れている感じとか、何か自分で傑作を作った時に信じられないような気持ちになること("touch the heaven")、そういうものがスクリーンを通して見えた気がする。
前半の、とにかく何かがうまくいっていないし時間は流れていく感じ、コンプレックスのような、どう克服して良いかわからない余りに自分の中で大きな問題事(他人にとっては問題でなくても)とうまく向き合えない"クソ"状態から、クライマックスへ向かって、ようやく自分の在り方の様なものに気づけた姿はすごく勇気づけられるし、何でかわからないけど生きていることが素晴らしく思えてくる。
あと、映画自体が"Bohemian Rhapsody"で始まって"Don't stop me now"で終わるのが良いなぁと思った。
Queenが好きだから観るのを躊躇っていたけど映画館に観に行って良かった。とにかくQueenってやっぱり最高!と改めて思った。でもやっぱりこれが全てではないし、これが全てだと思い込みたくはない!