アロー

ボヘミアン・ラプソディのアローのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
5.0
 泣いた。ライブエイドのリアルタイム感がヤバい…!
 劇中ではライブの前にフレディがエイズであることをメンバーに打ち明けるけど、実際はライブエイド後にエイズであることが判明したらしい。でもこのストーリー構成にして大正解だと思う。「ボヘミアン・ラプソディ」の歌詞がより深みを増してて、涙が止まらなかった。

 ライブの素晴らしさはもちろん、ストーリーにも入り込みやすかった。フレディってこんなにも愛されてたのに、こんなにも孤独な人だったんだ…。映画を見終わった瞬間、「すばらしい人が亡くなった」という事実が心にのしかかってきてつらくなる。

 キャスティングも絶妙で、クイーンメンバーがご本人とそっくりすぎて笑っちゃった。女装シーンのロジャーがかわいすぎて思わず変な声が出た(笑)。
 ラミ・マレックは顔が似てる〜!というより、動きやオーラで魅せていた。とにかく彼のパフォーマンスが圧巻。ステージでの動きがどれもカッコいい。あれを習得するのは大変だったろうなぁ。そりゃアカデミー賞も受賞するよ…!

 クイーンのメンバーが曲を作ってるシーンがめちゃくちゃ楽しそう。実際のクイーンのレコーディング風景の動画も観たんだけど、4人とも子どもみたいに笑いながら仕事していて、なんだか感動してしまった。大好きなことを仕事にできるってステキだなぁ!あんなに楽しみながら作られた曲だと思うと、彼らの曲を大切に聴きたくなる。

 頭の中が飽和状態になっちゃうぐらい良いライブが盛りだくさんだったので、ライブシーンだけあらためて見直さなきゃな。
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